昭和78年11月27日

木曜の話。
何度もあなたの名前を呼ぼうと思うのに、ちっとも記憶から呼び起こせない。出てきた名前で呼んだら、その名前でだけは呼ばれたくなかった、とあなたはいった。でもボクにはその名前でしか呼べなかった。私が本当に呼びたかった名前だからだ。だから、あなたではなかったのかもしれない。私はずっとその名前を呼び続ける。声が枯れても振り向かれなくとも。こんな夢を見たら、その思いは現実になる。私が呼びたかった名前が私の目の前にいるではないか。偶然も三回続けば必然だよな。ア!モエビガウキエサヲキャッチシヤガッタ!ジョーサンデモカナワナイノカ?マジデサイキョウ?