昭和74年10月31日(日)

久しぶりに家(自分ち。ほとんど倉庫になってる)に戻る。
家賃を払いに大家のところへ。大家は御年80くらいのおばあちゃんなのだが、まだまだ元気。毎月毎月、会うたびに同じ内容のイヤミを聞かされる。だが、もうこのイヤミを聞くこともないだろう。11月いっぱいでこの部屋を引き払うからだ。
でも、引き払うのはいいが、膨大な量になった本やビデオやCDを処分するのが大変なのだ。紙袋にCDやらビデオやらを詰め込んで、新宿のユニオンへ。すげぇ重い。ユニオンの前で破壊のはっちゃんと待ち合わせしていたら、偶然にも友人に出会う。そのまま、飲み会へとなだれ込む。
CDを売った金で飲む酒は、ちょっぴり悲しいねぇ。。。

今日の爆読
「パイナップルの彼方」山本文緒
山本文緒お姉の大人小説(以前はコバルト文庫で書いてた)としてのデビュー作。
何処か遠くへ逃げよう、といつもあっしは思ってた。でも、過去に引きずられながら、手の届く範囲に逃げている。今も逃げている。このまま逃げ続ける生活も悪くはないんでない? とは思うけど、疲れるんだよね。
今度逃げるときは、もっともっと、だれも手の届かないところへ逃げよう。でも、おいらはハワイよりも韓国のほうが好きだな。

*金がないのは自分の責任である。しかし、それは止められないのです。