昭和75年11月30日(木)

9時より手術とのことなので、朝、急いで郡山へ向かう。が、タイミングが悪いことに電車がない(ないわけではないが、朝の9時頃は郡山に止まる電車がなかなかない)。やることがないので、大宮のホームで週プロを読みふける。が、ちっとも頭に入らない。なんで電車がないんだ、クソったれ。
なんとか10時30分、病院へ到着。
病院には、父の両親、母の妹と母(なんかややこしいな)がすでにいた。父は、不安と疲労と睡眠不足でかなりボロボロの状態になっていた。無理矢理車で仮眠を取らせる。なんだ、落ち着いてるじゃん、おれ(笑)
しっかし、最近の病院はすごい。手術終了をポケベルで連絡してくれるのだ。家族全員がポケベルに注目する。こんなにポケベルが鳴るのを待ち遠しく思ったことって、ないよなぁ。
午後4時、館内放送で呼び出される。
あれ? ポケベルで呼んでくれるんでないの?ポーォケェーベェールがぁ〜鳴らなくてぇ〜♪(ダレか覚えてるか?)
医師から手術の説明の後、ICU(集中治療室)にて母と面会。母の側で父と話をしていると、イビキが聞こえてきた。なんだ、気持ちよさそうに寝ているじゃないか(笑)。何はともあれ、ちょっとホッとした。