昭和75年12月3日(日)

午後3時、カミさんも連れて面会へ。
カミさんは、驚くほど早くICUから出てきた。寝ていたから、起こすのが悪いと思って早く出てきたらしい。確かに寝ていた。話しかけてみたが、寝起きのような反応をするだけだ。こりゃ、相当に眠そうだ。また来るね、とICUを後にした。
病院からまっすぐ駅へ向かい、そのまま新幹線へ飛び乗る。大宮に住む、母の幼なじみへ報告をするためである。メシを食いながら、母の現状、倒れた経過を説明。大宮の叔母も、ようやく安心してくれた。そして話は、二人の思いで話へと移行。思いも寄らないような話が聴けて、体が疲れていたにもかかわらず楽しかった。
11時、ようやく自宅へ到着。すると、父から連絡が。「もう帰りたい、喉乾いた、ジュース買ってきて」とまで話せるようになったらしい。日に日によくなってきてる。すごい回復力だ。
くも膜下って、こんなに早く治るもんなのか?